2025シーズンをJ1リーグで戦う全20チームの今冬の移籍動向、注目ポイントをまとめていく本企画。
前編ではまずは10チームについてまとめておりますので、まだご覧になっていない方は下記にてご覧ください!
さて、今回は後編ということで、残りの10チームについてご紹介した後、私の完全なる独断と偏見で勝手に順位予想をしていきたいと思います!

みんな怒らないでね…笑

全20チームの分析&注目ポイントはココ!(前編)
11. アルビレックス新潟
移籍動向


主なOUTメンバーは、GK小島・阿部、DFトーマス デン、MF島田・松田、FW長倉といった状況。
INメンバーとしては、GK藤田・田代、DFジェイソン ゲリア・森・稲村・岡本、MFミゲル シルヴェイラ ドス サントス・落合・新井、FW若月・矢村が主な新加入選手となった。
足元がうまく日本代表選出経験もあるGK小島、スピードと足元を兼ね備えるデン、エースストライカーの長倉といったアルビレックス新潟でチームの核となる選手の流出が痛手。
抜けたポジションには元オーストラリア代表DFゲリアや世代別ブラジル代表経験者のミゲルといった実力者を補強しているものの、新潟のスタイルに慣れるまで多少の時間を要する可能性もあります。

ココに注目!
2025シーズンのアルビレックス新潟の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- 新監督でも新潟スタイルは継続する?
- 世代別ブラジル代表経験者MFミゲルの実力やいかに
2024シーズンをもって3季にわたって指揮を執った松橋力蔵監督が退任。後任には、育成年代の指導で経験を積み、2023年からJ2水戸のコーチを務めた樹森大介監督が就任。

アルビレックス新潟といえば、アルベル監督時代から積み上げてきた後方のビルドアップから崩していくポジショナルサッカーが代名詞となっているが、気になるのはスタイルの継続性。
J1の舞台で初めて指揮を執ることになる樹森監督は、この点について
大きく変えるつもりはない。育成年代でも同じようなスタイルでやってきた。
とコメントしており、基本的には新潟スタイルは今後も継続されるようです。
また、世代別セレソン経験もあるMFミゲルについても気になるところです。実力は折り紙つきであり、昨季活躍した選手が抜けた新潟にとっては、同選手がうまくフィットするかどうかが鍵を握ることになりそうです。

12. 清水エスパルス
移籍動向


主なOUTは、GK権田・永井、MF原田・白崎・西澤・中村、FWオ セフン・ルーカス ブラガといったメンバー。
INメンバーとしては、DF蓮川・羽田・住吉・MFマテウス ブエノ・中原・小塚・弓場・宇野・カピシャーバ、FWアフメド アフメドフが主な新加入選手となった。
昨季も守護神としてJ1昇格に貢献したGK権田の退団や町田へのレンタル組の完全移籍などもあった一方、DFラインの補強、また中盤の補強に注力していた印象です。
また、ブルガリアリーグでも活躍したエースFWアフメドフの獲得にも成功しており、どのようなプレーを見せるのか期待しています。

ココに注目!
2025シーズンの清水エスパルスの個人的注目ポイントはズバリこちら!
- 秋葉スタイルがJ1に通用するか
- 新エース候補・アフメド アフメドフの大爆発なるか
2023シーズンは昇格プレーオフで東京ヴェルディに敗れた悔しさをバネに、昨季J2で優勝を果たした静岡の古豪。

そんな悔しさも知る秋葉監督体制3年目となる今季は、J1の舞台に帰ってくることになるが、気になるのはJ1での戦い方。初めてJ1で指揮を執ることとなる秋葉監督自身は、戦い方について
オリテンのプライドを持ちながらも、チャレンジャーとして攻守にわたりインテンシティの高い躍動感あるサッカーをお見せする
とコメントしており、挑戦者としつつも、J2優勝を果たしたような個人の能力を最大限に活かした強度の高いスタイルを継続するとのことで、秋葉スタイルがJ1でも通用するのかが注目ポイントです。
もう一つの注目が、新加入のFWアフメドフ。

直近のブルガリアリーグでは19試合16得点を記録する現役ブルガリア代表選手であり、自ら起点にもなりゴールまで奪う万能型FWという情報もあるため、いきなり得点王争いに絡むような活躍をするか、非常に楽しみな要素です。

13. 名古屋グランパス
移籍動向


主なOUTメンバーは、GKミッチェル ランゲラック、DFハ チャンレ・森下、MFホセ カラバリ・倍井・吉田・石田・米本・久保、FW酒井・パトリックといった面々。
一方でINメンバーとしては、GKシュミット ダニエル、DF徳元・佐藤・宮、MF原・浅野、FWマテウス カストロといったメンバーが主な新加入選手となっています。
チームの象徴でもあったランゲラックの退団や、レンタル組の完全移籍移行でのOUTはあったものの、DF・MFには国内の実力者の補強に成功し、GKにはカタールW杯メンバーのシュミット ダニエルや”悪魔の左足”を持つブラジル人FWマテウスが1年半ぶりにサウジアラビアから復帰しており、十分な補強が行えた印象です。

ココに注目!
2025シーズンの名古屋グランパスの個人的注目ポイントはズバリこちら!
- ランゲラックの“後釜”シュミット ダニエルの活躍
- Jリーグに“悪魔の左足”が帰ってきた!
昨季のハイライトは、絶対的守護神として名古屋のゴールマウスを7年間守り続け、2021年にはJ1リーグでの連続無失点記録(823分)も成し遂げたGKランゲラックの退団。
次なる守護神が誰になるかに注目が集まっていたところ、日本代表としてカタールW杯メンバーにも選出されたシュミット ダニエルをベルギー・ヘントから獲得しました。
実力・実績は疑いの余地はなく、久しぶりのJリーグでのプレーは名古屋サポーター以外も注目しているポイントです。


と言った矢先にまさかの右膝内側半月板損傷で長期離脱のニュースが…早期回復を祈ります!
もう一つのニュースは、FWマテウス カストロの1年半ぶりとなる復帰です。2023シーズン途中に実力を買われてサウジアラビアのアル・タアーウンFCに移籍した同選手は、“悪魔の左足”とも呼ばれるパンチのあるシュート力が特徴です。

今季の名古屋グランパスは、Jリーグ復帰となるこの2人に特に注目していきましょう!

14. 京都サンガF.C.
移籍動向


主なOUTメンバーは、レンタル組の期限終了・完全移籍移行も含めるとDF三竿・ルーカス オリヴェイラ、MF塚川・山田・鈴木・金子、FW宮吉・豊川・木村といった面々。
一方でINメンバーとしては、DFパトリック ウィリアム・須貝、MF奥川・ジョアン ペドロ・米本、FWラファエル エリアス・長沢・といったメンバーが主な新加入選手となっています。
全体を通して見ると、DF三竿や鈴木、FW豊川の移籍は痛いものの、それ以上の補強が行えている印象です。特に、昨季残留の立役者になった“救世主”エリアスを完全移籍でしっかりと獲得できたことや、京都U-18出身で、長らくドイツ・ブンデスリーガでプレーしていた奥川雅也の約10年ぶりの復帰が京都にとって最大の追い風になることは間違いないと思います。

ココに注目!
2025シーズンの京都サンガF.C.の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- “救世主”エリアスが開幕から爆発するか
- “京都産”奥川雅也のドリブルや抜け出し
昨季、一時は最下位に沈んでいた京都が夏に期限付きで獲得し、15試合11得点を記録する大活躍で“救世主”としてサポーターからも崇められたFWエリアスを完全移籍で獲得した京都。
昨季圧倒的な得点能力を見せつけたエリアスが、シーズン開幕からロケットスタートを切るのかどうかは注目です。

また、京都ユース出身で日本代表経験もある奥川雅也が約10年ぶりに京都に復帰。
主にブンデスリーガを舞台に戦ってきた同選手が、Jリーグでどのような活躍をしてくれるのか、非常に楽しみな要素です。


15. ガンバ大阪
移籍動向


主なOUTメンバーは、GK石川・谷、DF松田、MFダワン・福田、FW坂本・鈴木・山見といった面々。
一方でIN情報としては、DF佐々木、MF奥抜・名和田、FW唐山・南野といったメンバーが主な新加入メンバーとなっています。
特に昨季も主力として活躍したMFダワンとFW坂本の穴は非常に大きい印象。補強の注目点としては、ドイツ・ニュルンベルクからスピードドリブラーMF奥抜を獲得し、U-17アジア杯で得点王&MVPを受賞した超高校級プレーヤーのMF名和田我空を神村学園から獲得している点。
全体を通して見ると、やはりMFダワンの代わりとなれる選手の不在や、イッサム ジェバリと同じCFタイプのストライカーの不足が気になる点。開幕前までにCFの獲得があるのか、注目していきましょう。

ココに注目
2025シーズンのガンバ大阪の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- ポヤトス体制3年目で問われる真価
- “U-17得点王&MVP”名和田我空の主力定着なるか
徳島ヴォルティスでの実績を買われたポヤトス監督がG大阪で指揮を執ってから3シーズン目となる今季。
就任初年度の2023シーズンは、まさかのJ1最多失点で16位となり降格争いを繰り広げていたものの、2024シーズンはDF中谷進之介の加入が大きく、J1では町田に次ぐリーグ2番目に少ない失点に抑え、堅守をベースにしたスタイルで終盤まで優勝争いに絡み4位でフィニッシュ。
個人的には、ポヤトス監督の志向するサッカーは自分たちで主導権を握るスタイルだと認識しており、2023シーズンはそこを目指した結果の残留争い。対してDF中谷を補強した昨季は現実路線に舵を切った結果の優勝争い。
過去2シーズンを振り返っても、「G大阪がどのようなサッカーで勝利を目指すのか」が見えづらい印象で、2025シーズンはどのようなスタイルのサッカーになるのか、楽しみなポイントです。

もう一つ触れたいのが、FW名和田の加入。既にアンダー世代ではアジア・W杯の舞台で活躍し、その実力は疑う余地はないものの、開幕からいきなり主力として出場などはあるのでしょうか。今後の日本を背負う逸材であることは間違いないと思うので、期待したいと思います。


16. セレッソ大阪
移籍動向


OUTメンバーとしては、GKヤン ハンビン、DF鳥海・山下、MFカピシャーバ・為田・清武・石渡・西川、FWレオ セアラ・山田・山崎・渡邉といったメンバー。
INメンバーは、GK福井、DF畠中・中村、MF松本、FWラファエル ハットン・チアゴ アンドラーデ・ジャルンサック ウォンコーン・中島らを補強しています。
全体的に、やはり大きいのは昨季得点王のレオ セアラの鹿島移籍。チームの絶対的エースであり、昨季は彼なしでは降格争いに巻き込まれていた可能性すらあったと思います。
FWにはハットンやアンドラーデといった選手を獲得していますが、正直なところ実力は未知数な部分が多く、この新加入FWの活躍がチームの順位に直結してくると考えています。

ココに注目!
2025シーズンのセレッソ大阪の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- “アンジェチルドレン”パパス新監督のスタイルがフィットするか
- 新加入FWたちの実力やいかに
昨季は低調なパフォーマンスで中位で終戦したC大阪。今季から、現トッテナム監督のアンジェ ポステコグルー監督時代の横浜FMでヘッドコーチとして師事したアーサー パパス氏を新監督に招聘しています。

当時の横浜FMのサッカーは見るものを魅了する超攻撃的なサッカーでしたが、このところJリーグでは当時の栄光を追い求め“アンジェ・チルドレン”を登用するチームが多い印象です。
横浜FMではハッチンソン氏やFC東京ではクラモフスキー氏など、近年のJリーグでは“アンジェ・チルドレン”が多く登用されているものの、結果は残せていない状況。パパス新監督はどのような攻撃サッカーを見せてくれるのか、注目です。
また、最もダメージの大きかった昨季得点王FWレオ セアラの後釜候補としてブラジル人FWを2人獲得。ハットンに関しては以前アルビレックス新潟でのプレー経験があり、Jリーグ自体は経験済み。
MLS・トロントFCから獲得したアンドラーデも実力は謎に包まれている部分が多く、彼らがどのようにチームにフィットしてくるかという点にも期待していきたいと思います。


17. ヴィッセル神戸
移籍動向


主なOUTメンバーは、GK坪井、DF菊池・本間、MF山口・泉・中坂といったメンバー。
一方のINメンバーとしては、DF小池・カエターノ・松田・本山、MF橋本らが主な新加入選手となっています。
今冬で最も大きなポイントは、神戸のリーグ連覇を支えたキャプテン・山口蛍のJ2長崎への移籍。
怪我で長期離脱していた期間があったとはいえ、替えの効かない選手であり、ACLと並行してリーグ3連覇を目指すことを考えると、中盤のボランチ層の薄さが気になる点で、もう少し中盤〜前線の補強が必要ではないかと思っています。

ココに注目!
2025シーズンのヴィッセル神戸の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- Jリーグ史上2チーム目となるリーグ3連覇
- 悲願のACL優勝
昨季は天皇杯優勝とJリーグ2連覇という圧倒的な結果を残したヴィッセル神戸。
やはり注目は、鹿島アントラーズが2007〜2009シーズンで達成して以来、史上2チーム目となる「リーグ3連覇」の偉業を成し遂げられるかという点です。

イニエスタが去り、勝利にこだわった現実主義路線に舵を切ってからの神戸は、大迫・武藤・酒井などのベテランから若手まで選手一人一人が常にハードワークを厭わないスタイルでリーグ連覇を達成しました。
今季は、Jリーグ3連覇とクラブが掲げてきたアジア王者の座をかけて、ますますACL制覇にも照準を合わせていくことは間違いないと思います。
今季より山口蛍からキャプテンマークを受け継いだDF山川哲史も、2025シーズンに向けて
国内のタイトル3冠とアジアのタイトル獲得もねらいたい。キャプテンの強い自覚を持って1年間を戦いたい。
とコメントしており、狙えるタイトルは全て狙っていく姿勢。
今季も海外経験豊富な元日本代表ベテラン勢がチームを引き締めつつ、どれだけのタイトルを手にすることができるのか、非常に楽しみなポイントです。

18. ファジアーノ岡山
移籍動向


主なOUTメンバーは、GK堀田、DF本山・河野・高木、MF田中・高橋・井川といった面々。
また、INメンバーでは、GK佐々木、DF立田・加藤・鷲見、MF江坂・佐藤・家坂・藤井、FWブラウン ノア 賢信といったメンバーが主な新加入となる。
ファジアーノ岡山がこれまでJ2で培ってきた全員守備・全員攻撃ができるメンバーを多く残しつつも、要所でJ1での戦いを知るDF立田を柏レイソルから、点をとりつつチャンスメイクにも長けるMF江坂を韓国・蔚山から、U-17W杯で10番を背負い躍進を牽引したMF佐藤もFC東京から期限付きで獲得するなど、+αの補強ができている印象です。

ココに注目!
2025シーズンのファジアーノ岡山の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- クラブ史上初のJ1で「第2のゼルビア」になれるか
- 圧倒的なフィジカルを持つ“苦労人の怪物”ルカオ
J2プレーオフを勝ち上がり、クラブ初となるJ1昇格を果たしたファジアーノ岡山。
その持ち味は、堅守をベースとする「全員守備・全員攻撃」のサッカースタイルです。昨季は同じくインテンシティとハードワークを持ち味とする町田が旋風を巻き起こしたように、今季は岡山がJ1の台風の目となれるかが一つの見どころです。
また、実は神戸と岡山はクラブの出自が同じ川崎製鉄水島サッカー部であり、下図のように兄弟関係にあるクラブ。この2チームの試合は互いに親しみを込めて「川鉄ダービー」と呼ばれています。

もう一点注目なのが、岡山が誇る“怪物”ルカオの活躍。意外なことに、ルカオはかなりの苦労人。
ブラジルでは貧しかったこともあり、子供時代には兄と一足のスパイクを使い回していたり、その後も、サッカーをしながら炭鉱作業、大工補助、トマト農園、パン屋などでコツコツ働き続けていたそうです。

そんな彼も苦労を経て日本で才能が爆発。昨季のJ1プレーオフ決勝戦では途中投入されてからの圧倒的な活躍もあり、すでにJ1サポーターの間では恐れられる存在になっています。
クラブにも選手にも様々な歴史と苦労があるファジアーノ岡山のJ1での戦いぶりが楽しみですね。

19. サンフレッチェ広島
移籍動向


主なOUTメンバーとしては、GK薄井、DF志知・住吉、MF松本・柏・エゼキエウ・青山、FWゴンサロ パシエンシア・ピエロス ソティリウ・ドウグラス ヴィエイラといった面々。
INメンバーとしては、GKヒル 袈依廉、MF田中・菅・井上・仙波、FWジャーメイン 良・中村を獲得しています。
今冬の移籍市場での広島の印象は、広島らしいピンポイントかつ効果的な補強をしているなという印象です。
昨季豊富な運動量を誇り中盤で広島の快進撃を支えていたMF松本泰志がまさかの浦和レッズへ移籍となりましたが、そこには同じく豊富な運動量を誇る汗かき役のMF田中聡を湘南から獲得。
また、FWではパシエンシアやヴィエイラが移籍し、ストライカーが必要になったところには昨季ジュビロ磐田で孤軍奮闘の19得点を挙げて得点ランク3位となったジャーメイン 良を獲得するなど、補充が必要になったポジションには実力者で埋めることができています。
中盤やCFタイプで少し不足感はあるものの、昨季と同等に間違いなく今季も上位に入る戦力は揃っています。

ココに注目!
2025シーズンのサンフレッチェ広島の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- “今年こそ”リーグ優勝なるか!?
- 昨季に引き続きジャーメイン 良の覚醒は続くか
ミヒャエル スキッべ監督が就任して以来、リーグ戦では3位→3位→2位と安定した強さを誇っているサンフレッチェ広島。
WBがアグレッシブに攻撃参加する超攻撃的なスタイルが猛威を振るい、最終盤まで優勝争いを演じたものの、惜しくも2位に終わった昨季の悔しさを今季晴らすことができるのかに注目です。

また、主軸の外国人FWがごそっと抜けた今季は、昨季得点ランク3位のジャーメイン 良を獲得。
ベガルタ仙台時代などは、サイドもできる万能型のアタッカーというイメージの選手でしたが、肉体改造を行い、今やすっかりポストプレーやセットプレーでも頼れるCF型の選手へと変貌。
早期にサンフレッチェ広島のスタイルにフィットし、今季も得点王争いに絡んでいくのかにも注目していきたいと思います。


20. アビスパ福岡
移籍動向


主なOUTメンバーとしては、GK坂田、DFドウグラス グローリ・亀川・宮、MF前・平塚、FW佐藤といった面々。
INメンバーとしては、GK小畑、DF志知・上島・池田・安藤、MF名古・見木・秋野、FW藤本・サニブラウン ハナン・シャハブ ザへディ(完全移籍へ移行)といったメンバーが主な新加入選手となっている。
珍しく今冬のアビスパは大型補強を敢行。
グローリや宮が抜けたディフェンスラインには志知や上島、池田を獲得し、MF前が抜けた中盤でもヴェルディで10番をつけた見木や昨季鹿島で活躍した名古の獲得にも成功しており、新監督を迎えた今季はどのようなチームになるのか非常に楽しみです。

ココに注目!
2025シーズンのアビスパ福岡の個人的注目ポイントはズバリこちら!
- 金明輝新監督の下、サポーターとチームが一体となって戦えるか
- 一桁順位まで上がることができるか
アビスパ最大のトピックは、サガン鳥栖時代のパワハラの禊を経て、昨季まで町田ゼルビアでコーチを務めていた金明輝氏の監督招聘。

この件に関しては、アビスパのサポーター団体からはクラブに対して声明が出され、長年支えてきたクラブスポンサーである明太子の「ふくや」が突如スポンサー撤退を発表するなど、非常に物議を醸しました。
そのような状況下でも、監督・選手はもちろんのこと、サポーターやスポンサーを含めてクラブが一体となってシーズンを戦い抜くことができるのか、非常に注目のポイントです。
また、以前は「呪われた5年周期」と呼ばれるJ1とJ2を往来する不安定なクラブだったアビスパ福岡をJ1の中堅クラブまで成長させた長谷部監督が退任。今冬の移籍市場では実力者の獲得に成功しており、今季は中位から上位集団の仲間入りを果たすことができるのかもまた気になるポイントです。

2025シーズン順位予想!
さて、ここまで2025シーズンをJ1の舞台で戦う全20クラブについて移籍動向と注目ポイントをまとめてきました。ここでは、完全なる独断と偏見で勝手に順位予想をしていきたいと思います!

勝手な順位予想なので皆さんお手柔らかに…笑
私が考える2025シーズンのJ1順位予想はこちらです!※オレンジ色がACLE 出場圏、水色が降格圏

優勝はサンフレッチェ広島を予想しました。

神戸の3連覇は〜?
理由としては、スキッべ体制も4年目となる今季は、戦術の浸透度が圧倒的に高いという点と、神戸は今季こそACL制覇に本腰を入れると思い、ACLとリーグの両立は非常に厳しいと感じるためです。
3位は鬼木監督が就任した鹿島アントラーズの意地に期待しつつ、4位には昨季同様に安定した戦いをしそうな町田を予想。
5〜9位については、順不同的な形になるものの、大型補強を敢行した浦和レッズはCWCと並行してもダメージにならないほどの豪華な選手層があり、上位に入るのではないかと思います。また、松橋新監督を招聘したFC東京に関しては、今季は我慢しながらの戦いになるとは思いますが、戦力は十分に揃っており、中位以上には止まると予想します。
同じく新監督を招聘した川崎・マリノスの両チームは安定した戦いが難しい結果の中位に予想、昇格組のファジアーノ岡山はJ1の舞台でなかなか勝ち点が積み上がらないものの、チームとしてのスタイルは残留常連組の湘南と似たものがあるため残留を予想。

岡山は困ったら守備を固められる強さがありそう!
15位のC大阪については、パパス新監督が現実主義的なマインドを持っている監督かが不明、またレオ セアラが抜けた穴が大きく、新加入の外国人選手の実力次第といった不確定要素が多く、残留争いに巻き込まれるのではないかと予想しています。
今季も激化するであろう残留争いは、主に柏・湘南・新潟・清水・横浜FCの5チームで繰り広げられることを予想。新潟はこれまで積み上げてきたポジショナルサッカーを樹森新監督がシームレスに受け継いでいけるか、また新潟スタイルで核となるGK・DFラインでの主力流出が痛手となるのではと考えます。
また、清水と横浜FCの昇格組はJ1で安定した戦いができずに1年でのJ2降格を予想しました。清水は秋葉監督の下、アグレッシブなサッカーを掲げて昨季はJ2 優勝を果たしたものの、勝てない時に「立ち戻るべき場所」がなく、歯を食いしばる状況が続いてしまうのではと推測。
また、横浜FCに関しては、昨季まで核となっていたDFガブリエウ・中村、MF井上、FWカプリーニらが移籍しており、代わりに加入した四方田監督の札幌時代の教え子MF駒井・FW鈴木らの活躍がJ1残留の鍵になってくると思っています。

まとめ
今回は前編・後編の2部構成でお送りし、2025シーズン開幕前のタイミングでJ1全20チームをまとめていきました!
最後には誠に勝手ながら順位予想までしておりますが、近年のJリーグは混戦必至のカオスなリーグになっていると思いますので、私が上位に予想するチームが降格争いをしている未来もあるかもしれません。(そういうところがJリーグの面白さだとも思っています!)
早いもので、いよいよ開幕まで1週間に迫ってきたJ1リーグ。
今季はどのような戦いが繰り広げられるのか、今からワクワクが止まりません!2025年も全力でサッカーを楽しんでいきましょう!
それではまた次の記事で!

あでぃおーす!
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